教会紹介

赤羽教会外観赤羽教会は日本キリスト教団という教団と、ホーリネスの群という教派に属するプロテスタント教会です。

1926年の創立以後70年間、この赤羽の地で地域の方々に愛されてきました。
初代牧師の高山慶喜牧師から、深谷春男牧師に引き継がれ、現在は大友英樹主任牧師と岡田朋記協力牧師が教会を牧会しています。
毎週約70名の幼児から高齢の方が幅広く集い、アットホームで温かい雰囲気が特徴です。
聖書信仰に立った落ち着いた教会です。

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教会写真

日本キリスト教団とは?

赤羽教会は日本キリスト教団という、1700ほどの教会が所属する日本最大のプロテスタント教会に属しています。
この教団は、1941年に日本のプロテスタント教会が合同して成立した教会です。1872年に横浜に最初のプロテスタント教会が成立してから、およそ70年後に海外からの宣教師が来日して、教会やキリスト教学校を建てていきました。
プロテスタント教会の特色は、聖書の権威を重んじるところにありますが、それゆえに「私たちは聖書が語る信仰を大切にしたい」と考えるキリスト者たちによって、様々な特色のある教会が生まれました。そのような、特色をもったプロテスタント教会のグループを教派と呼びます。日本キリスト教団はさまざまな教派が合同して成立した教会なのです。

ホーリネスの群とは?

赤羽教会には、1926年からの前史があります。当時、日本ウェスレアン・メソジスト池袋教会が赤羽の地に伝道をして、赤羽教会が建てられました。
しかし開拓した牧師が亡くなったこともあって、教会はメソジスト教会の流れにある、日本ホーリネス教会に属することになります。

メソジスト教会は、18世紀英国のジョン・ウェスレーによって起こされました。聖化の恵みを強調し、やがてアメリカで大きく成長した教会です。
日本ホーリネス教会は、中田重治が、1901年にはじめた教会ですが、彼が学んだ青山学院はメソジスト教会の宣教師によって建てられたのです。

日本ホーリネス教会は、1933年に中田重治との信仰理解の相違から二分されて、赤羽教会は日本聖教会に属することになります。
この日本聖教会に属していたとき、日本キリスト教団が成立しました。その1年後、1942年にホーリネス系教会の一斉弾圧が起こり、赤羽教会の集会禁止、教会解散などの辛苦を経験することになりました。
こうした教会の経過をみていくと、赤羽教会はメソジスト教会の流れにあるホーリネス教会ということになります。

戦後、弾圧から解放されて、旧日本聖教会のメンバーが集まり、教会復興に取り組み始めました。そのとき、神の導きによって日本キリスト教団に加わったのだからと、この教団内で教会復興を目指すことになりました。そして日本キリスト教団の中にあるホーリネス教会のグループとして「ホーリネスの群」を結成して、赤羽教会も加入して今日に至っています。

ホーリネスの群では、大切な信仰の特色として「四重の福音」を掲げています。これは「聖書が教える救いとはどういうことか」を端的に表したものです。四重の福音とは「新生・聖化・神癒・再臨」です。私たちはイエス・キリストを信じて罪を赦されて新しく生まれ変わって神の子とされ(新生)、きよくされ(聖化)、魂の救いだけでなくて肉体も守られて(神癒)、やがてイエス・キリストが再びおいでなる再臨のとき、栄光の姿に代えられ、復活の恵みにあずかる(再臨)という救いの恵みをあらわしています。

プロテスタント教会とは?

ローマカトリック教会とプロテスタント教会の違いは?

ローマ・カトリック教会もプロテスタント教会も、同じイエス・キリストを信じ、同じ聖書を読んでいます。しかし16世紀の宗教改革からプロテスタント教会が生まれて、それぞれの特色(違い)をもつ教会となっています。
ローマ・カトリック教会とプロテスタント教会の間には、①聖書の位置づけ、②教会の制度、③礼拝のプログラムという3つの違い(特色)があると言えます。

  1. ローマ・カトリック教会もプロテスタント教会も「聖書と教会の伝統」を大切にしています。しかしこの「聖書と教会の伝統」という位置づけに違いが生じています。ローマ・カトリック教会では聖書の伝統の一部と考えられているので、「聖書と教会の伝統」は並列的な位置づけとなっています。そうしますと、聖書にないことも教会の伝統ということになってしまうことが起こってしまいます。
    例えば、イエスの母マリアのことを「神の母」と呼ぶ教会の伝統があります。それは聖書に「イエスは神である」との信仰の告白があるからです。しかしローマ・カトリック教会では、聖書には直接の記載のない「マリアは罪のない女性である」(無原罪懐胎)とか、「イエスと同様に肉体と魂が昇天した女性である」(聖母の被昇天)というようなことを教会の伝統として教義としています。
  2. プロテスタント教会も「聖書と教会の伝統」を大切にしていますが、より聖書に重きを置いています。プロテスタント教会において、聖書が語っていないことが教会の教義となることはありません。ですからマリアについても、ローマ・カトリック教会のような扱いはしておりません。

教会の制度にはどんな違い(特色)があるのですか。

  1. その最大の違いは、ローマ・カトリック教会にはローマ教皇の首位権がありますが、プロテスタント教会ではローマ教皇の首位権を認めていないことです。聖書にそれが語られていないからです。
  2. ローマ教皇の首位権ということは、ローマ・カトリック教会のトップがローマ教皇であることを意味します。その首位権は①使徒継承、②教皇座からの教理宣言に現れます。使徒継承というのは、マタイ福音書16章でイエスの弟子のペトロ以来、ローマ教皇が罪の赦しの権能(使徒継承)を正しく担っているとするものです。②の教皇座からの教理宣言は、マリアについての教理宣言のことを指しています。
  3. 上記の通り、プロテスタント教会ではローマ教皇の首位権を認めないので、ローマ教皇に使徒継承があることも認めていません。マタイ福音書16章のペトロに罪の赦しの権能が与えられたのは、ペトロ個人にではなく、ペトロの信仰の告白に対して与えられたものだからです。それゆえ、プロテスタント教会では、使徒継承は代々の教会が告白してきた信仰の継承によって担われています。
  4. もう一つ教会の制度としての違い(特色)は、教会の聖礼典の内容です。ローマ・カトリック教会では7つのサクラメント(洗礼・堅信礼・聖体拝領・任職・結婚・改悛・終油)を挙げています。
    プロテスタント教会ではイエス・キリストが制定された聖礼典は、洗礼(マタイ28章)と聖餐(聖体拝領・Ⅰコリント11章)の2つのみであるとしています。洗礼はキリスト者となるときの1回のみ、聖餐はキリスト者の生涯に繰り返される聖礼典です。

礼拝のプログラムの違い(特色)とはどのようなものですか。

  1. ローマ・カトリック教会もプロテスタント教会も、同じ神を礼拝し、同じイエス・キリストを救い主として信じて礼拝をささげています。それぞれの礼拝のプログラムでは、中心となるものがあります。ローマ・カトリック教会の場合には、聖体拝領がそれに当たり、礼拝全体が聖体拝領を目指しているプログラムとなっています。
  2. プロテスタント教会の場合には、聖書の権威を大切にしていますから、聖書が読まれて、牧師から聖書を通したメッセージが語られ、礼拝者がそれを聴くことがプログラムの中心となっています。礼拝の中で聖餐式も行われますが、ローマ・カトリック教会のように毎回ではありません。
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